表書きは、「御見舞」です。
表書きの上に「御見舞」、表書きの下に差出人を書きます。
まれに、祝儀袋の下に宛名を書く人がいらっしゃいますが、差出人を書きます。
短冊を使わず、祝儀袋に毛筆で直接書くのが正式です。
火災の時には火災御見舞と書く、と説明している本などもありますが、
被害に遭った方に
お渡しする袋に「火災」と書いてありますと、
ショックが大きくなると思います。
表書きは「御見舞」だけが無難です。
中袋の表には「金参萬圓也」のように金額を、
中袋の裏には「封」の字を書きます。
>>> 中袋(中包み)の書き方は、こちらをクリック!
■御見舞におすすめの祝儀袋
お見舞いの場合は、下の写真のようにシンプルで控えめな袋を選びましょう。
>>> その他、お見舞いに使える祝儀袋(のし袋)一覧は、こちら!
一般には、熨斗(のし)が付いていない祝儀袋を使うように言われています。
熨斗は御祝に欠かせないもので、お見舞いは御祝ではありませんので、
熨斗を付けないで使います。
熨斗は長寿を象徴するものですので、熨斗が付いていても間違いではありません。
重傷・重病の場合は、熨斗を付けないほうが無難です。
祝儀袋右側にある黄色い熨斗は貼り付けていませんので、取り外しが可能です。
お見舞いの時には薄墨で書くと思っている方がいらっしゃるようですが、
真っ黒な墨で書いても
差し支えありません。
不祝儀には薄墨で書く、と言われていますが、
昔ながらの手漉き和紙に薄墨で書くと、にじんで読みにくくなります。
不祝儀であっても、真っ黒な墨で書いても本来は大丈夫です。